代金と引き換えに商品をその場で買ったり売ったりする「現物取引」に対して、先物取引とは将来の一定の時期に商品及びその対価の授受を約束する取引であって、その商品の買戻し・転売をしたときは差金の授受によって決済ができる取引のことをいいます。現物取引でも実際には商品の受け渡しが将来になることもありますが、現物取引の場合は約束したからには必ず商品の受け渡しをしなければならないという点で、先物取引と違うものだということが分かります。
先物取引がなにかが分かったところで、実際に先物取引をするには、どういったことが必要になってくるか?先物取引の基本となる事項を見ていきましょう。
先物取引所で比較
先物取引所とは、商品取引所法に基づいて設立を許可されたもので会員組織による非営利法人で、政令に定められた商品を取引する場所です。
上場銘柄で比較
上場商品の価格は、「立会い」によって決まります。
「立会い」の方法は上場商品によって、「ザラバ」と呼ばれる方法と「板寄せ」と呼ばれる方法の2種類あります。「板寄せ」は日本の商品先物市場独特の方法で、「ザラバ」は証券市場で採用されている方法です。
・「板寄せ」は、1日数回決まった時間に立会いを行う方法で、1回の立会いを「節」と呼びます。板寄せでは、その節がやっている間しか取引が成立しません。また、1つの節につき1つの価格しか決まりません。従って、同じ節で取引した人はみんな同じ価格で取引していることになります。
・「ザラバ」は、一定時間中ずっと立会いを続ける方法です。その時間内であればいつでも取引でき、誰かの取引が成立する都度価格が変ります。
注文で比較
注文をする際は、以下のことを指示しなければなりません。
- 売付けか買付けか
- 何月限を取引するのか
- 何を取引するのか
- 何枚取引したいのか
- 取引希望価格をあらかじめ指定(指値)するか、価格を指定しないで(成行)で注文するか
- 新規に取引をするのか、既に建玉(たてぎょく)があるときはそれを仕切るのか
- 指値ならいくらでいつまでの注文なのか、成行なら何日のいつの場節で取引を行うか
以上を指示しなければなりません。
マーケットの規模で比較
・市場参加者で比較
商品先物取引会社に口座を開設し取引に参加している委託者数は、
2006年3月末時点で104,297人程度。
これに加え、商社・機関投資家・商品先物取引会社の自己売買部門などが、取引に参加しています。
・預かり金額で比較
委託者が預託している証拠金合計額は、2006年3月末時点で約4374億円程度。
投資資金は商品取引所が共同で設立した日本商品清算機構に預託されます。
・1年間の取引で比較
2005年4月~2006年3月の年間売買高は約2億1560万枚。
単純に10万円/枚で計算しますと証拠金ベースで延べ21兆円強、また倍率を20倍で計算しますと総約定代金ベースで延べ431兆円の取引規模(年間)となります。







